東京ディズニーランドがオープンしたとき高校一年生でした!
こう見えて(どう見えてる?)「せとぐる」はディズニー大好きです。
今でこそ50代半ばのおじさんですが、東京ディズニーランドができた1983年当時は学生服で自転車通学する高校一年生でした。
四国に住む高校生でも日本にディズニーランドができたことくらいは知ってましたが、まだまだそんなに興味があったわけではありません。
私がディズニー好きになったきっかけは、一年後の「修学旅行」だったんです。
修学旅行の日程にディズニーランドが入ったよ
私が初めて東京に行ったのは、高校二年生での修学旅行です。
そのころ四国と本州を結ぶ橋がなく、東京へ行くには松山からフェリーで神戸にわたり新幹線に乗るのが主流でした。
ところが、私の高校では神戸から東京までの移動が「バス」。
無駄な移動時間が長く、東京での滞在時間がたったの一日という残念な日程になりました。。
バスで東京まで行くんはけっこうしんどいよ
当時は校内暴力(今となっては死語)全盛。
田舎の高校生に都会の刺激が強すぎるのを心配したのでしょう。
そんな旅行日程に一本の光が見えたのが、「東京ディズニーランド」の文字。
パソコンもインターネットもない時代に、海外にでも行くような心境で神戸からバスに乗ったのです。
ディズニーランドはどんなとこなんやろね?
なかなかたどり着かないディズニーへの道
日程3日目の昼、河口湖からのバス旅はとても長く感じられました。
中央高速道路を通り八王子まで行くと、田舎の高校生にとっては大都会です。
てっきり都心までたどり着いたのだとと思っていました。
ところがそこから待っても待っても東京タワーも、国会議事堂も見えてきません。
やっと高層ビルが見えてきたのは午後3時を回っていたと思いますが、今度は高速道路なのに渋滞のせいでバスが進まなくなりました。
東京ってどんだけ家があるん?
どこまで行ったら東京タワーが見えるん?
なかなかディズニーランドにたどり着かず、気持ちは焦るばかりです。
ようやく着いたのは、午後4時を過ぎた頃でした。
残り時間4時間でなにする?
初めてのディズニーランドは、午後8時までと決まっていたので残り時間は4時間しかありません。
私は旅行前にもらっていたパンフレットを読み込んでいたので、迷わず「スペースマウンテン」を目指しました。
スペースマウンテンに大興奮
その時の待ち時間が40分だったのを、今でもはっきり覚えています。
今なら何にも思いませんが、昭和の高校生にとって40分待ちの行列は長いです。
何人かの友達は途中であきらめてその場を離れていきました。
スペースマウンテンに乗らずにディズニーランドに行ったなんて言えんやろ!
「スペースマウンテン」は屋内型のジェットコースターで、目の前のレールが見えません。
暗闇の中を疾走するコースターは、遅刻しそうなときに下り坂を激走する自転車よりもスピードが感じられ、スリル満点です。
長い時間待ちましたが、これまでに体験したことのない興奮を与えてくれ、とても満足でした。
本当にあったロープウェイ「スカイウェイ」
東京ディズニーランドにロープウェイがあったことを知っていますか?
信じられないかもしれませんが、開園当時「ファンタジーランド」と「トゥモローランド」を結ぶロープウェイ「スカイウェイ」がありました。
パーク内の移動を楽にするために、「せとぐる」は友達3人と一緒にこれに乗り込み、ファンタジーランドまで移動しました。
1998年に終了し解体されましたが、その跡地に「プーさんのハニーハント」が作られているんです。
残しとったら今でも人気あったと思うよ
偶然入った「イッツ・ア・スモールワールド」
濃密に楽しんだディズニーランドでの残り時間もあとわずか。
最後に入ったアトラクションは事前に調べもしていなかった「イッツ・ア・スモールワールド」でした。
最後は行き当たりばったりで入ったんよ
友達らと「これに入ろう」と入ってみると、人も並んでおらずスルスルとボートに乗ることができたんです。
「これは何?」などと言っているうちにボートは進みます。
すると入口の向こうからは子供たちの大合唱が。
目の前に繰り広げられたのは、世界中の子供たちと思える人形たちの歌とダンスでした。
「ラララン ラン ラン♪ ラララン ラン ラン♪」
学ランを着た昭和の高校生に、この光景はまぶしすぎます。
私たちはどうしたらいいのか正解を持ち合わせることもなく、ボートがゴールにたどり着くのをひたすら待っていたのです。
思春期の男子高校生には消化しきれんかったんよ
子育ても終わった今なら、心から「イッツ・ア・スモールワールド」を楽しむこともできますが、あの時はできなかった。
呆然とした数分間が、初めて訪れた東京ディズニーランドのラストでした。
夢は続く
10代でインパしたのは、この修学旅行一度きりでした。
2度目の東京ディズニーランドは社会人になってからですが、初めて行ったこの日のことは30年以上たった今でもよく覚えています。
このあと「せとぐる」はだんだんディズニーにはまっていくのですが、それはまた次の機会にお話しします。
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